『DENSO CUP SOCCER 第20回大学日韓(韓日)定期戦』記者会見レポート
2022/09/17
『DENSO CUP SOCCER 第20回大学日韓(韓日)定期戦』を翌日に控えた9月16日(金)、韓国サッカー協会内に日韓両大学選抜の監督、主将を迎えて記者会見が開催された。
全日本大学選抜のイ・ウヨン監督は「1年の間に日韓戦が2回行われるということは、これまでになかったことです。選手たちにとっては、非常によい機会になったのではないかと思います」とコメント。「特別に多くの準備ができたわけではなく、また日本で6月に行われた『DENSO CUP SOCCER 第19回大学日韓(韓日)定期戦』からメンバーに大きな変更はありませんが、非常に興味深い試合になるのではないかと思います」と試合内容に対する期待を見せた。
対象的に、全韓國大学選抜は5-0で敗れた6月の試合から、監督・選手を大幅に替えて今大会に臨む。6月の試合からチームに残った選手は2名のみ。新しく監督の任に着いたアン・ヒョヨン氏は「約10日間と非常に短い準備期間でしたが、よい準備ができました。最善を尽くした試合をお見せできるかと思います」と順調な準備ができたことを強調。合宿中にはチェ・ヨンス監督率いるK1リーグの江原FCとトレーニングマッチを実施。「選手に対しては個人としての強みや、ゲームに対して精一杯戦う、競争意識をもつよう伝えました。勝負欲という面では日本より韓国のほうが優れていると思います」と自信をのぞかせた。
全日本大学選抜のイ・ウヨン監督は、会見の最後に「日韓両国の大学の選手が世界に羽ばたけるよう、多くの選手に影響を与えるような試合をしたい」とコメント。自身が韓国人であるから勝利したいのではなく「自分が責任を担っているチームのためにも、ぜひ勝利を手にしたい」と、アウェー初勝利を誓いました。
両チーム主将のコメントと主な質疑応答は以下のとおり。
全日本大学選抜 主将 飯田雅浩 選手
6月に行われた『DENSO CUP SOCCER 第19回大学日韓(韓日)定期戦』では日本が勝利しましたが、今回は全韓國大学選抜も違うメンバーを揃えてきたと聞いています。まったく違う試合内容になると思いますし、自分も楽しみだし、見ている方々にも楽しんでもらえるようなエキサイティングな試合をしたいと思います。
全日本大学選抜のメンバーの中には、Jリーグ、プロクラブ内定の選手が15人もいます。日本のプライドをかけて、絶対勝って終わることができるよう、頑張りたいと思います。カムサハムニダ。
全韓國大学選抜 主将 イム・ヒョンジン 選手
全韓國大学選抜の主将を務めさせていただくことを光栄に思います。また、選手として、非常によい機会をいただけたと思っています。 競技にあたりまして、各選手、全てのメンバーがこう切実にゲームに臨みたいと思っています。楽しい試合ができるよう、頑張りたいと思います。
――この試合に臨むにあたって、チームとして強化したところ。最も重要視しているのは、どんなところでしょう。
■全韓國大学選抜 アン・ヒョヨン監督
6月の試合映像を見て、試合内容については日韓両チームそこまで目立つような、大きな差はないと感じました。勝敗を分けた原因は、小さなミスにあると感じました。そのことから、小さなミスに対する準備、組織力を鍛える練習など、 リスクを軽減するための練習を重点的に、意識して行いました。
■全日本大学選抜 イ・ウヨン監督
今大会ではMFのメンバーを増やしました。6月の試合でハットトリックを決めた木村勇大選手(関西学院大学)は、U-21日本代表に選出されたため、今回の大会には参加できません。2トップにすべきか1トップにすべきかは考えているところですが、中盤を強化することが勝負につながると考えています。