JUFA 全日本大学サッカー連盟

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【報告】2024年 第2回 『JUFA REFEREE SELECT SEMINAR』
2024/07/05


6月25日(火)に2024年度 第2回 『JUFA REFEREE SELECT SEMINAR』をオンラインにて開催いたしました。

全日本大学サッカー連盟(JUFA)審判部会では、継続的な学生審判員の育成を目的に、これまで本連盟主催の各種大会にて審判割当を行ってきた全国各地域の学生審判員を『JUFA REFEREE SELECT』として招集し、オンラインにて定期的なセミナー(『JUFA REFEREE SELECT SEMINAR』)を開催しています。

第2回となる今回は、ゲストとしてJFA審判マネージャー(東海地域RDO:Referee Development Officer)の村上伸次氏にもご参加いただきました。

今回はまず、主審の対応における、試合中に起こり得るシチュエーションを題材とした競技規則テストを実施いたしました。競技規則をしっかりと理解することは大前提とし、それをピッチの上で正しく運用し続けていくためには何が必要なのかを確認いたしました。

また、第1回から継続して今回も行われた映像クリップディスカッションでは、競り合いのプレーを題材に、議論を行いました。グループごとに判定についての見解が分かれる場面もあり、活発な意見交換が展開されました。正しい判定ができなかったシーンの題材では、正しい判定をするために適切なポジショニングはどこだったのか、ポジショニング以外ではどのような状況がエラーとなった原因として考えられるのかについて分析がなされました。

ゲストの村上氏からは「ポジショニング」、「チャレンジの方法」という観点から解説がなされ、ペナルティアーク・センターサークル付近では、主審による判定エラーが多い傾向にある点が指摘されました。また、講師の青山健太インストラクター(全日本大学サッカー連盟 審判部会長)からは「主審としての説得力」という観点から解説がなされ、主審としてゲームをコントロールするためには、判定の精度に加え、説得力のあるポジショニングをいかに取り続けられるかが重要であるということの確認が行われました。

今後も継続的な学生審判の育成を目的に、様々なテーマのもと定期的なセミナーを開催していきます。

【インストラクターからのコメント】
赤阪修  全日本大学サッカー連盟審判部会員
第2回『JUFA REFEREE SELECT SEMINAR』には、現役のREFEREE SELECTメンバーやOB審判員を含めて総勢30名以上がオンラインで研修会に参加しました。今回はJFA審判マネージャーの村上伸次氏にもゲストとしてご参加いただきました。映像クリップディスカッションでは元トップレフェリーならではの視点でコメントをいただき、審判員の真剣な眼差しがオンライン上でも見てとることができました。日本サッカー協会との協働は審判員育成において欠かせないピースであり、今後も活動内容をオープンにしながら多くの方々を受け入れられる、広く開けた組織として「全ては審判員の成長のために」を合言葉に活動していきたいと思います。これから開催される各種大会に向けての充実した「間」の学習となりました。


【審判員からのコメント】
木村翔太 2級審判員(関西学生サッカー連盟/大阪総合保育大学)
今回の研修会のメインは映像クリップディスカッションでした。分析をしていく中で、ポジショニングを取ることができる時間に、どれだけ事前情報を収集し、その後の展開にどれだけ準備できるかが判定に繋がっていくのだと学びました。また、村上さんがおっしゃっていた「人を蹴落とすのではなく、自分自身を伸ばす。」という言葉がとても心に残っています。自分自身に目を向け、今後も試合で表現できるよう、しっかりと準備をしてきます。


別府朋香 2級審判員(九州大学サッカー連盟/福岡大学)
研修会では、インストラクターの方から共有していただいた映像クリップをもとにグループに分かれ、それぞれ意見交換を行いました。自分の意見を伝えることができ、他の審判員の意見を聞くことで、更に視野を広げることができました。今後、人として、また、審判員としてステップアップしていけるよう、たくさんの方と交流し、地域での活動、研修会等で日々学び続けていきたいと思います。